経産省、特定商取引法の罰則規定を大幅強化 悪質事例、後絶たず

経済産業省は3日、悪質な訪問販売や電話による強引な勧誘などを規制する特定商取引法の罰則規定を、現行の最高「懲役2年以下」から「5年以下」へと大幅に引き上げる方針を固めた。現行規定では抑止効果が低いうえ、行政処分である業務停止命令を出しても新会社を立ち上げて同様の事業を始める悪質事例が後を絶たないためだ。5日に開かれる産業構造審議会特定商取引小委員会に諮ったうえで、早期の法改正を目指す。

特定商取引法は、訪問販売法が平成12年に改正されてできた。訪問販売法の規制対象は訪問販売と通信販売、連鎖販売(マルチ商法)の3種類の商取引に限られていたが、特商法では手口の巧妙化に対応するため電話による勧誘なども規制対象とし、罰則規定の最高刑もそれまでの懲役1年以下から2年以下へと引き上げられた。

しかし、全国の消費生活センターなどに寄せられる相談件数はその後も増加し、16年度には150万件を超えた。これを受け、経産省は特商法に基づく行政処分を強化。18年度には42件の業務改善指示に加え、26件の業務停止命令を出した。最近では、「シロアリに食われている」などと偽って防除工事を行うよう勧誘した害虫駆除業「S社」に対する業務停止命令や、英会話スクール最大手「N社」に精算金トラブルを理由とした立ち入り検査を行った例などがある。

だが、悪質業者の中には、廃業して新会社を立ち上げ同様の商行為を繰り返すなど、法をかいくぐるケースも出ている。

また、北海道警が今年2月、資格講座の電話勧誘をめぐって販売会社元社長を逮捕した事件では、特商法に基づく刑事告発が端緒となりながら詐欺罪が適用されるなど、最高刑が2年以下の懲役でしかない現行規定では「なかなか捜査が行われない」(経産省)のが実態だ。このため経産省では、罰則規定を大幅に強化し、抑止効果を高める必要があると判断した。

経済犯罪に対する刑罰では昨年、証券取引法の「風説の流布」の懲役刑が最大5年から10年に引き上げられるなど、厳罰化の傾向が強まっている。

(産経新聞)-6月4日

【独り言】

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原野被害者詐欺で4人目逮捕

東京都品川区の不動産広告会社「T社」が「原野商法」の被害者550人にうその土地転売話を持ち掛け、測量費を名目に計1億8000万円をだまし取っていた事件で、警視庁大井署などは25日、詐欺と特定商取引法違反の疑いで、同社元役員、A容疑者(37)=大田区山王=を逮捕した。この事件での逮捕者は4人目。「測量をしていれば詐欺には当たらないと思っていた」と供述しているという。

(産経新聞)-2月26日

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リフォーム詐欺:2人に実刑判決--地裁「常習性顕著」 /愛媛

住宅リフォーム会社「M社」(本社・福岡市)などによる詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)と特商法違反(不実告知)などの罪に問われた元経営者のY被告(38)=横浜市西区=と同社員、T被告(31)=福岡市南区=に対する判決公判が22日、松山地裁であった。前田昌宏裁判長は「計画性、常習性は顕著」として、Y被告に懲役4年6月(求刑懲役5年)とT被告に懲役1年6月(求刑懲役3年)のともに実刑判決を言い渡した。両被告は控訴する方針。

(毎日新聞)-2月23日

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印鑑霊感商法逮捕へ 新日本福寿 特定商取引法違反容疑で福岡県警 全国で被害数億円

祈祷(きとう)師を装った従業員が高齢者宅を訪問して「買わないと早死にする」などと不安をあおり、高額な印鑑を売り付ける霊感商法をしたとして、福岡県警は7日までに、特定商取引法違反(威迫・困惑)の疑いで、印鑑販売会社「S社」(名古屋市)の福岡県内にある支社従業員数人の逮捕状を取った。同日中にも逮捕する方針。

県警によると同社は福岡、北九州両市をはじめ全国に11支社を展開。1996年以降、全国の消費生活センターに918件の苦情や相談が寄せられており、県警は被害総額は数億円に上るとみている。

調べでは、従業員数人は2005年8月から昨年4月にかけ、山口県内の女性=当時(74)=ら60‐70代の数人の女性宅を訪問。「息子さんの名前の字画が悪い」「印鑑を作れば運勢が開ける」などと繰り返し不安をあおり、印鑑購入の契約を迫った疑い。

印鑑は市価3万円前後とみられるが、約3倍から十数倍で販売。被害者数人は1本約9万円から三十数万円で、2‐4本を購入していた。県警は昨年11月、同容疑で名古屋本社や福岡、北九州支社など関係先4カ所を捜索した。

県警によると、同社は従業員が祈祷師役と営業員に役割分担し、2、3人で高齢者宅を訪問。祈祷師役の従業員が羽織はかま姿で「事故に遭ったりして早死にしますよ」などと不安をあおる手口だった。

営業員はまず表札の販売を持ち掛け、応じた契約者を再度訪問して印鑑の購入を勧誘。購入を渋ると「家を守りたくないのか」と机をたたくなどして数時間にわたり居座ることもあったという。

(西日本新聞)-2月7日

【独り言】

そうそう、見守り新鮮情報12号によれば、関東でもこの1月くらいから開運商法が報告されているようですね。女性が訪問し、「キャンペーン中なので手相鑑定料を安くする」と手相を見てもらうと「事務所に来ればもっと詳しく見てあげる」と告げられると。事務所に行くと「子供が大病する。印鑑を作れば災難を免れる」など4時間も勧誘されるというパターンですね。9万円の印鑑を買わされたとあります。ご注意を・・・。

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リフォーム詐欺:警官装い5793万円詐取 2被告を容疑で再逮捕--県警 /奈良

◇80歳女性から
警察官を装ってリフォーム会社の不正を告げ、現金をだまし取った事件で、県警は13日、大阪府富田林市川面町2、建設会社員、K(22)と同府羽曳野市高鷲5、無職、M(20)の両被告=詐欺罪で起訴=を同容疑で再逮捕した。

調べでは、両容疑者らは昨年9~10月、過去に自宅のリフォームをした大和郡山市内の無職女性(80)に、県警警察官を名乗って「会社が不正で捕まった。工事を頼んだ人も逮捕されるかもしれない。裏工作の金を預ければ逮捕されない」などとうそを言い、15回にわたり現金計5793万円をだまし取った疑い。

両容疑者らは県内の別の70代の女性から941万円をだまし取ったとして昨年11月に逮捕、起訴された。K容疑者はM容疑者ら2人をリフォーム会社に数日間就職させ、入手した顧客名簿約3000人分を悪用していたことが分かっている。

                                       (毎日新聞)-1月14日

【独り言】

顧客名簿を盗むために別のところに1度就職させるか・・・。就職先も管理が杜撰だったんでしょうね・・・。

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